休日にクラシックのコンサートに行って来ました。
会場は上野の東京文化会館です。
1961年に建てられた古いホールですが、
近代建築の巨匠、コルビジェの弟子で日本を代表する
建築家、前川國男氏の傑作と言われる建築です。
ちなみに、そのすぐおとなりの国立西洋美術館は、
世界文化遺産に登録された、師匠コルビジェの建築です。
5階席まであるホールは、海外のオペラハウスのようで
音響もよく、今でも海外の歌劇場の日本公演では
必ず利用さています。
今回、炎のマエストロ コバケンと呼ばれる
指揮者 小林 研一郎さん
のコンサートは2年ぶりです。
前回もとても素晴らしい演奏でした。
今回のプログラム前半は、ヴァイオリニスト
南 紫音さんの独奏で曲目は、
ベートーヴェン/ロマンス第2番 ヘ長調
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン
サン=サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ
南さんは29才の若手演奏者ですが、
伸びやかな美しい音色で
ツィゴイネルワイゼン では
凄みのあるすばらしい演奏でした。
今後の活躍が期待されます。
演奏後も大きな拍手が鳴りやまず、
アンコールの曲を演奏してくれました。
後半は、コバケンの十八番ともいえる曲目たちです。
スメタナ/連作交響詩《わが祖国》より「モルダウ」
ブラームス/ハンガリー舞曲 第4番、第5番
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲 第1番、第10番
チャイコフスキー/序曲《1812年》
コバケンは、かつてハンガリーやチェコでも
活躍していた指揮者なので、
これらの曲目の演奏は得意としています。
演奏中の指揮には迫力があり
78才とは思えませんでした。
東京都交響楽団のメンバーも、熱気のある
すばらしい演奏をしていました。
今回の演奏会は、今までのクラシックコンサートで
一番感動しました。
美容とは違いますが最高の芸術に触れて
感性が豊かになった気がします。
家部