以前から見たかった巨樹に
ようやく会うことができました。
その木はときがわ町の山奥にあります。
昨年の台風19号の影響で行く途中の
車道が車両通行止めになっていたので
そこからはから歩いて行きました。
赤樫の老木、通称姥カシです。
地元ではウバッカシと呼ばれています。
山の急斜面にねじれるようにそびえています。
木の周りは見学用の小道があり
案内板も立っていました。
山奥にそびえるその姿はまるで
山の主のようでとても神秘的です。
日本全国の巨樹を撮影している
写真家の高橋 弘氏は著書のなかで
埼玉県の中でも最高の名木で、
全国的に見てもこれほどの
雰囲気を持ったカシは皆無であろう。
と語っています。
かなりの樹齢ですがまだ木の勢いは衰えていない様子で
太い枝を周りに広げていました。
帰りの山道で大きなカエルに遭遇しました。
ときがわ町の分校跡地にある
くぬぎむら体験交流館です。
廃校を利用して今では
食堂などの施設になっています。
椚平集落の上にあり
眺めのいい場所です。
真夏でも少し涼しく感じました。
この近くにこの日訪ねた杉の巨樹があります。
分校跡地からしばらく歩くと
その木はありました。
すぐ近くに越沢稲荷があり
御神木として大切にされていたようです。
巨樹のある日当たりのよい高台は
山猫電鉄バスのバス停になっているようです。
夜になったら猫バスがくるかもしれません。
この後は近くの日枝神社にあるはずの大けやきを
見にいきましたが、残念ながらすでに
伐採されて株しか残っていませんでした。
切株からみても大きなケヤキだったようです。
あまり遠くに出かけなくても
途中にとてものどかな風景がありました。
家部