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渋沢栄一と渋沢平九郎

埼玉県深谷市出身で近代日本を築いた

日本資本主義の父、渋沢栄一は

今年の大河ドラマ新作

「晴天を衝け」の主人公となります。

また2024年発行予定の新しい一万円札の

図柄にも取り上げられ

今、まさに話題の人物です。

その渋沢栄一の従兄弟、

義弟(姉の千代が栄一の妻)で

後に養子となる渋沢平九郎は

幕末のイケメン武士として有名です。

大河ドラマでは岡田健史さんが

演じるそうです。

 

その渋沢平九郎が死の直前に立ち寄った

顔振峠へ自転車で行って来ました。

 

 

途中に巨大な岩がありました。

江戸時代の天文学者 

千葉歳胤がこの岩穴で勉学に

励んだと伝わる天文岩です。

今年もきれいな星が見えるよう

横にある天文神社にお参りしました。

 

顔振峠に到着しました。

顔振峠にある平九郎茶屋です。

峠からは山並みがきれいでした。

 

 

平九郎は戊辰戦争で旧幕府軍の一つ

振武軍の組頭として参加しましたが、

飯能で官軍との戦いに敗れ

故郷の深谷に向かう途中

この茶屋に立ち寄ったそうです。

平九郎はこの茶屋の女主人に刀を預けて越生に向かいました。

その時の店主の子孫の方は

今もお一人で店を切り盛りしています。

店でおそばを頂いた時に

店主の加藤ツチ子さんから

チラシを頂きました。

渋沢平九郎の生涯を題材にした

歌劇の公演チラシです。

2月6日(土)深谷市民文化会館で

開演されます。

 

渋沢平九郎プロジェクト実行委員会HP

 

昨年の秋に訪れた平九郎最期の地です。

顔振峠から下った

ここ黒山三滝の近くで官軍と遭遇して

平九郎は自害したそうです。

 

 

 

近くにある全洞院の墓地に

平九郎の墓があります。

後に渋沢栄一は平九郎を偲びこの地を

訪れました。

墓の近くには栄一が訪れた時の

写真があります。

平九郎を手厚く葬った

越生の人々にとても感謝したそうです。

 

歴史に翻弄され22才という若さで

亡くなった平九郎がもし生きていたら、

渋沢栄一と共に近代日本の礎を築く

一人になったかもしれません。

家部