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岩殿観音の大イチョウと鳩山の化石

自転車で鳩山の物見山にでかけたついでに

岩殿観音のイチョウを見に行きました。

正法寺は1300年以上歴史のある

古いお寺で坂東札所の一つとして

江戸時代から賑わっていたそうです。

寺の正門横のもみじもまだ紅葉していました。

 

正法寺の境内にある樹齢700年の大銀杏は

県内でも有数の巨樹です。

境内のお寺の横に立つ見事な巨樹です。

日に照らされて黄色に染まったイチョウは

ちょうど見ごろでした。

この日は熱心に撮影している人たちがいました。

 

お寺の裏は崖になっていて岩肌の下には

石に掘られたお地蔵がいくつも並んでいます。

 

この白い岩肌を見てかつて子供の時に

このあたりに化石を見つけに

出かけた事を思い出しました。

物見山の周辺、岩殿丘陵は岩殿礫層とよばれ

かつてこのあたりが海だったころの地層があります。

私が小学4年生ぐらいの時に

友人に誘われてこのあたりに化石とりに

来た時、いくつか貝の化石を見つけました。

化石の欠片ですが、

とてもうれしくて持ち帰ったのを

覚えています。

いまだに保管していました。

 

その日は、物見山へ駅からバスで行きましたが

帰りはバスがなく、夕方に長いみちのりを

自動販売機で買ったハンバーガーを食べながら

高坂駅まで歩いて帰りました。

この時、初めて友人と子供だけで

電車に乗って出かけたと思います。

今では自転車で行けますが

その時は遠くに感じてちょっとした

冒険旅行のようでした。

私の旅の原点だった気がします。

 

家部