昨日は久しぶりに赤坂のサントリーホールへコンサートにでかけました。
サントリーホールは、1986年にできた東京で初めてのコンサート専用ホールで、
ヴィンヤード形式というステージを客席が囲むワイン畑のような独特の形をしたホールです。
コンサートはバイオリン樫本 大進とピアノ コンスタンチン リフシッツによるベートーベンの
バイオリンソナタ 第3番 第4番 第9番の演奏です。
樫本 大進は1979年生まれで数々のコンクールで優勝。ソロ活動の後に2010年から
世界最高のオーケストラと言われる、ベルリンフィルハーモニーオーケストラのコンサートマスター
(いわばオーケストラのリーダーです。)に就任した世界でもっとも活躍している日本人バイオリニストです。
使用している楽器は、ストラディバリウスとならぶ名器1674年製のグヮルネリです。
コンサート後半には、観客の拍手とともに会場に皇后 美智子さまがお見えになって、いい緊張感につつまれた
会場ですばらしい熱演でした。そのバイオリンの音はとても美しく観客を魅了していました。
演奏あとに何回も拍手でステージに戻った二人は、最後にアンコールで有名なクライスラー作曲の
ベートーベンの主題によるロンディーノで締めくくりました。
家部 誠一