先日、所沢航空公園に行ってきました。
所沢航空公園は、かつて1911年に日本初の飛行場として完成して以来、
初期の日本の航空史に、数々の歴史を刻んできました。
終戦後、アメリカ軍に接収されましたが返還され、県内有数の広さの公園として愛されています。
いま園内の所沢航空発祥記念館で、昨年の12月から世界で唯一当時の状態で飛行できる
ゼロ戦が展示されています。
ゼロ戦は、第二次世界大戦で活躍した国産の戦闘機で、
日本の航空史上名作と言われた航空機です。
デビュー当時は無敵で,アメリカ空軍のパイロットたちは大変恐れ、
1対1での航空戦は絶対避けるようにしていたそうです。
徹底した軽量化で、軽快な運動性能と長い航続距離を誇り、速度も世界最高レベルでした。
実はこの世界に誇る名機を設計したのが、こんど7月20から公開される宮崎 駿監督の
最新作「風たちぬ」の主人公、堀越 二郎氏です。
堀越氏はその後大型のエンジンを搭載した戦闘機、雷電や烈風を設計し、
戦後は初の国産旅客機 YS-11の開発に携わりました。
堀越氏の設計した航空機はすばらしい性能と、空気抵抗を極力減らした
美しい機体のラインが特徴です。
同時期の他国の飛行機と比べてもその機体の美しさや性能は秀でています。
私が子供の時に学校の工作の為、ゼロ戦を描いた事がありました、
この時に少しでも長さの比率や曲線が違うと同じようにならず、
そのバランスの良さに気がついたことがありました。
その時から堀越二郎氏は、私の中で特別な存在になった気がします。
まったく美容とは関係の無い堀越氏ですが、
美容師として私もこの美しいデザインのセンスは見習いたいと思っています。
もし映画「風たちぬ」を観て堀越 二郎氏に興味があれば、
ぜひ所沢航空発祥記念館で公開中のゼロ戦と、開催中の
企画展 堀越 二郎の生涯 を観に行って下さい。
家部