先日、六本木の国立新美術館で開催中のルーブル美術館展
に行ってきました。
国立新美術館は、2007年にオープンした国内最大の美術館です。
生前に東京都知事に立候補して話題になった、著名な建築家
黒川 記章氏が設計した建築は、曲線がとても美しい建物です。
今回の展覧会の呼び物は、フェルメールの「天文学者」です。
フェルメールは、17世紀のオランダを代表する画家の一人で
現存する作品がとても少ない事で有名です。
私は以前フェルメールの作品を展覧会で見た事がありますが、
とても混んでいたのを思い出します。
今回の展覧会も雨の平日でしたが、多くの人が来ていました。
特にフェルメールの天文学者の周り、はたくさんの人たちが
熱心に見入っていました。
この作品は、現存するフェルメールの30近くの作品中で唯一、
男性を描いた作品です。
天文学者の男性は、なぜかぼかして描かれていますが
その他の物は非常に精巧に描かれています。
今回私は、ルーベンスやコローの作品も印象に残りました。
かつてパリのルーブル美術館に行った時は、あまりの作品の多さに
ゆっくり見ている時間がありませんでしたが、こうして一部の作品が
来日する機会にゆっくり観る事ができました。
その後は、楽譜を買いに久しぶりに銀座のヤマハに出かけました。
ヤマハのある中央通り七丁目のあたりは外国人の観光バスが多く
停車していて、たくさんの中国人観光客がブランドのショップ
に群がっていました。中国経済のパワーを感じます。
ヤマハ銀座店といえば日本最大規模の楽譜売り場があり、音大生や
プロの演奏家も愛用している音楽家に有名な店舗です。
かつては私も吹奏楽や地元のオーケストラでトランペットを演奏していた
ので時々行っていましたが、いまではネットで簡単に楽譜なども
入手できるので以前ほど行く人も多くないかもしれません。
その後は以前お世話になっていた広尾の美容室へ、
銀座で買ったお土産を持って訪問しました。
広尾に来るとやはり外国人を多くみかけます。
写真の右手に写っているナショナル麻布スーパーマーケットは、
都内に住む欧米人の間で有名なスーパーで輸入食材
を多く取り揃えています。
左側の有栖川宮記念公園は、元は天皇家の御用地で
よくドラマなどのロケにも使われますが
普段は静かなとてもいい公園です。
この日は、美容室のオーナーに大正13年創業
の天ぷらの老舗、新宿つな八に連れて行ってもらいました。
この店は、昼ごろに店の前を通るといつも外国人たちの行列が
あるので気になっていましたが、この日の夜は空いていたので
最高の天ぷらでゆっくり食事ができました。
週末のルーブル展は非常に混雑しているそうなので、
出かける時は平日の遅めの時間がゆっくり鑑賞できると思います。
家部