Hair Tips

スタイリング剤の種類と使い方。その2(ムース、フォーム)

ステキなヘアスタイルを保つ為に、

それぞれの髪質やヘアスタイルに合った

スタイリング剤を使用する事は

とても大切です。

美容室やドラッグストアへ行くと

たくさんのヘアケア商品がありますが、

担当のスタイリストから必要なスタイリング剤を聞いておきましょう。

 

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前回は、まず初めにつけて髪のコンディションを整えるベース剤についてお話しました。

 今回は、ヘアスタイルをつくる為のスタイリング剤のひとつ、ムース(スタイリングフォーム)についてです。

 

 

 

ムースについては、以前の記事

「パーマスタイルのお手入れ」

でもお話しましたが、主にパーマヘアに使います。

大きくわけると、

セット力のある固まるものと、

固まらないムースにわけられます。

 

セット力のあるムースは、

セット力がソフトなものから

ハードなものまで色々なあります。

パーマのウエーブをしっかり出したい時や、

クセ毛で広がりやすい髪には、

かためのハードムースを使いますが、

ムースによっては髪がパリパリしするので

あまりかたすぎないムースがおすすめです。

 

当店では、ソフトムースがパーマヘアの方に好評です。

パーマをかけた後に

濡れている時はしっかりかかっているけど

乾くとカールやウエーブがあまりでない

コシの無い髪には特にオススメです。

 

セット力のあるムースをつけて

乾かした後は、手グシを入れないようにしてください

乾いた後のスタイリングは手でかるくにぎるようにするといいでしょう。

 

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一方、固まらないムースは、

トリートメントムース

ワックスムース等があります。

これらは、髪につけてもかたまらず、

パサつきをおさえてしっとりとまとまる

効果があり、手触りもかたく感じません。

トリートメントムースは

トリートメント効果のあるムースで

乾かす前にベース剤としても使えます。

ワックスムースは、

ワックスのようなやわらかいセット力

があるので自然なゆるめのカールに適しています。

またウエットタイプのムースは

油分を多めに含むのでツヤと

しっとり感をだします。

 

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以上、おおきくわけて2種類のムースがありますが、

あとはこれらのムースを

ミックスしたもので、

その特徴は中間的なものになります。

 

もし買ったムースが

思っていたものよりかためで

使いにくければ、かたまらないムースと

混ぜて使うといいと思います。

またその逆でもう少しセット力が必要なら、

かためのムースを混ぜるとちょうどよくなります。

お客様の中には、その日のスタイルによって

うまく混ぜ具合を変えて

使っている方もいます。

もし家に、髪に合わず使っていない

ムースがあればお試しください。

 

ムースを使う前は、必ず缶をよくふってから使いましょう。

ムースの量は、

髪質や毛量によって違うので、

まず少なめに出してから

足りなければつけたして、

ご自分のヘアスタイルに合った量を調整してください。

一般的にはミディアムヘアで

テニスボール2個ぐらいです。

パーマヘアにムースをつける時は、

手で軽くにぎるようにしてカールをだしながらなじませます

トリートメントムース以外は、

夜にシャンプーした後につける必要は

ありません。

朝に髪をかるく濡らしてからムースをつけます。

それだけでもきれいなカールがでると思いますが、

その後ドライヤーでかるく握るように乾かしてから

仕上げに少量のムースをつければ、

よりしっかりしたカールを出すことができます。

 

ショートヘアや男性のパーマスタイル

の場合は、朝に寝グセをとってドライヤーで乾かしてから、

ワックスムースをもみこむようにつけると

動きのあるスタイルがつくれます。

また、ワックスのような油分の多いスタイリング剤の苦手な男性客や、

後ろに流すようなヘアスタイルには

ソフトムースが重宝します。

 

スタイリング剤の種類と使い方。その1

洗い流さないトリートメント

ステキなヘアスタイルを保つ為に、それぞれの髪質やヘアスタイルに合ったスタイリング剤を使用する事はとても大切です。

美容室やドラッグストアへ行くとたくさんのヘアケア商品がありますが、担当のスタイリストから必要なスタイリング剤を聞いておきましょう。

 

ヘアスタイルをつくる前に重要なのは、まず髪のコンディションを整える事です。

 

特にカラーヘアやパーマをかけている方、髪が傷んでいる方は、洗い流さないトリートメントをドライヤーで髪を乾かす前につけましょう。

このような商品は「アウトバストリートメント」ともよばれ、ヘアスタイルをつくる前のベースとなります。

 

ミストタイプ、クリームタイプ、オイルタイプなどがあり、シャンプーの後に使う流すトリートメントとは別に髪を乾かす前に、よくタオルで髪の水分をよくとってからつけます。

髪が長い方はその後に大きめのクシでとかします。

それぞれの髪質やヘアスタイルに合わせたべース剤をつけてからドライヤーで乾かして、ヘアスタイルによっては手グシやブラシを使ってブローしていきます。

よりしっとり感を求める場合は最後にミスト以外のベース剤を

少量つけ足してもいいでしょう。

 

髪が細く柔らかい方は、ベトつかない軽めの物でボリュームをだしやすい物、逆に髪が多い方は、しっとりしてボリュームをおさえる物を選びましょう。
当店ではオイルタイプが人気で、使用する方が増えて定着してきています。
カーラーやヘアーアイロンを使う時は、ケラチン等のプロテインが配合されたミストをつけておくとダメージを軽減してカールが長持ちします。

 

 

 

 

 

 

髪の大敵! 紫外線。

夏は、とても紫外線の強い季節です。

強い紫外線が、肌の大敵なのはご存知だと思いますが、

髪にも悪影響があるのは知っていましたか?

 

紫外線は、髪のたんぱく質を変性してしまう為、

キューティクルがはがれやすくなり、髪の強度も落ちてきます。

 紫外線によるダメージを受けた髪は、髪の内部からタンパク質が流出しやすくなり、

切れ毛、枝毛の発生、髪のパサつきやゴワつくなどの症状がでます。

 

 

 メラニン色素は、紫外線を吸収する働きがありますが、

カラーをした髪は、髪本来が持つメラニン色素が少ないために、より紫外線の

影響を受けやすくなっています。

カラーをしている方で、外出中に紫外線を多く浴びると、頭頂部だけが明るくなって色むらが

でやすくなります。

紫外線は、髪だけでなく頭皮にも悪影響を与えます。

毛髪の元になる毛母細胞は、強い紫外線を浴びると働きが

弱くなり抜け毛や細毛の原因になります。

秋に抜け毛が多いのは、夏の紫外線の影響もあると言われています。

 

 

このように、様々な影響を与える紫外線の防止には、

外出の時の日傘や帽子等がありますが、どちらも使えないような時は

髪の日焼け止め、紫外線防止スプレーがおすすめです。

紫外線はお肌だけだなく、髪にもに注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

炭酸は髪にいいの?

時々耳にする炭酸美容ですが、はたして髪にはどのような効果があるのでしょうか?

まず炭酸の泡は、髪に付着した汚れをしっかりおとす効果があります。

また健康な髪や頭皮はPHが4.5~5.5の弱酸性ですが、

炭酸は髪や頭皮を弱酸性に近づける効果もあります。

頭皮に対しては、毛穴に詰まった日常のシャンプーではなかなか落としきれない皮脂や、

汚れを炭酸の泡で落とす事ができます。

特に頭皮の皮脂は、毛穴に詰まり時間が立つと過酸化皮脂となって健康な髪の発毛をさまたげ、

細毛や抜け毛の原因になるので、炭酸によって取り除く事により育毛の効果があります。

 

 

炭酸のお風呂は血行にいい事が知られていますが、頭皮の血行促進にも効果があります。

炭酸を使用すると炭酸が頭皮に浸透して血管が広がり血行が良くなます。

また血液が体の細胞に酸素を運んでいる事はご存知かと思いますが、酸素を運ぶ血中のヘモグロビンは

炭酸と結びつくと酸素を放出する性質があるため、酸素がより細胞に行き渡り新陳代謝を促進します。

 

このようにいろいろな効果がある炭酸ですが、当店でも炭酸を使ったヘッドスパメニューを用意しているので

ぜひお試しください。

 



 

 

縮毛矯正とストレートパーマの違いは?

これからの季節、梅雨も近づき雨の日も多くなっていきます。

クセ毛の方にとっては、湿気があると髪がまとまりにくくなるので

お手入れが大変というお客様の声を耳にします。

クセ毛のしくみと、クセがでる理由は以前の記事、

クセ毛の豆知識とお手入れのコツ。

で書きましたが、自分でうまくお手入れのできないような

強いクセ毛の方は、縮毛矯正がおすすめです。

 縮毛矯正は、一般的にはストレートアイロンを使った、ストレートパーマの事です。

アイロンを使わないストレートパーマは、

パーマの薬剤をつけてからクシでとかすだけですが、

縮毛矯正は、その後にストレートアイロンでクセを伸ばしていきます。

アイロンを使わないストレートパーマは、

パーマをおとしたりボリュームをおさえたい時などには有効ですが、

あまりクセ毛には効果がありません。

(弱いクセ毛には多少の効果があります。)

縮毛矯正のない頃は、クセ毛の方もアイロンを使わない

ストレートパーマで、髪をうすい板に貼り付けて

クセを伸ばしていましたが、効果はあまり持続しなかったようです。

 

ストレートパーマや縮毛矯正の薬剤は、

基本的には普通のパーマ液と同じですが、液体ではなく

クリーム状になっています。

またクセ毛を伸ばす薬剤は、少し強めの薬剤が多く

毛髪にしっかり作用するようになっています。

 

縮毛矯正は、薬剤だけだなくアイロンの熱によって

髪内部のたんぱく質を変性させて、

ねじれた髪の表面をなめらかにする事によって、

クセを伸ばしツヤをだします。

このようにしてクセをのばすと、ツヤが出て手触りもよくなります、

またボリュームがおさえられる事によって、頭が少さくなったと

感じる方も多いようです。

最近では、以前ほど髪をまっすぐにしないで、

クセをとりつつ自然な仕上がりにする事が多くなってきました。

縮毛矯正でのばしたクセ毛は、戻りが少なく持続性が高いので、

根元からクセの自毛が生えてきて伸びるまで効果が持続します。

 

縮毛矯正をした日の夜は、シャンプーはひかえて

2~3日は髪を強くまとめたり、ピン等で

留めたりしないようにしましょう。