Hair Tips

パーマスタイルのお手入れ

春になると、ヘアースタイルも動きのあるパーマをかけたヘアスタイルが人気です。

パーマのカールをいかしたヘアスタイルは、ブローをするより簡単ですが、

最低限のお手入れとスタイリング剤がとても大切です。

 

まず朝は、髪を適度に湿らせて寝グセを直し、パーマのカールを出しましょう。

パーマは乾くと伸びますが、濡らすとカールが出てきます。

水スプレー等で、髪を濡らしてから大きめのクシでとかして、濡れすぎていればタオルで余分な水分をとります。

 

 

このとき髪の長い方は、タオルで髪をつつんでから押さえて、

軽く手の平でたたくようにします。 

 

まだ髪が濡れすぎていれば、ドライヤーで根元ちかくから乾かします。

ボリュームのない方は、手ぐしで髪の根元を持ち上げるように

乾かしてください。

ある程度髪が乾いたら、ムースやヘアワックスを

手のひらでのばしてから手でもみこむようにして髪につけていきます。

 

カールをしっかり出したい場合は、少し髪が湿っている状態でセット力のあるムースを使うと、パーマのカールが良く出ます

クセ毛で髪が広がりやすい方も、セット力のあるムースを使う事で

髪の広がりを押さえる事ができます。

また仕上げに、ヘアミルクやヘアクリームなどをつけると

ツヤとしっとり感が持続します。

ゆるやかなカールを出したい場合は、ある程度乾かしてから

セット力の弱いソフトムースやムースワックス、

やわらかいワックスなどをつけるといいでしょう。

 

もし時間があれば、ムースをつけてから髪を手で包んで

まるめるようにしてからドライヤーで弱めの風をあてた後

少しそのままさまします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ショートの方は、よりカールとボリュームの欲しい部分を、

このように乾かします。

ロングの方は、髪を前の方にもってきて何回かこのように乾かすと

よりふんわりとしたカールがでます。

朝忙しい方は、とりあえずムースはつけるようにしてください。


パーマのヘアスタイルは、家で使うスタイリング剤がとても大切なので、担当スタイリストからヘアスタイルに合ったスタイリング剤をよく聞いておきましょう。

 

 

白髪はなぜ生える?

白髪でお悩みの方も多いと思いますが、日本人の平均的な白髪の発生年齢は

34~35歳といわれています。もちろん人よっては20代のころから気になる方も

いらっしゃいますし、逆に50代になっても白髪があまりないお客様もいます。

 

髪の色は毛髪の中にあるメラニン色素と言う粒子によって決まります。

このメラニン色素は以前髪ってどんなもの?でお話した髪の毛がつくられる毛根の

毛母細胞近くにあるメラノサイトと呼ばれる色素を形成する細胞によってつくられています。

そのメラノサイトで作られた色素が髪のもとになる細胞に取り込まれて、

黒髪が生えるしくみになっています。

 

白髪は何かの原因でメラニン色素が髪に取り込めなくなったり、メラノサイトが

減少又は消失して色素自体が作られなくなって毛髪に色がつかなくなる為です。

なぜそのような事が起きるかは解明されていませんが、老化現象のひとつであり遺伝の

影響も強いと考えられています、実際に白髪の多い方の両親も白髪が多いという話をよく耳にします。

また若い時の白髪はストレスも原因の可能性があるので気をつけましょう。

白髪の確実な予防策はありませんが、メラニン色素をつくるメラノサイトを活性化させる為に頭皮を

マッサージして血行をよくしたりビタミンや鉄分をバランスよくとる事が大切です。

 

 

髪の毛はどうして染まるの? ヘアカラーの種類と特徴

多くの方がヘアカラーをしていると思いますが、

その種類は、「永久染毛剤」、「半永久染毛料」、「一時染毛料」と3つのタイプにわかれます。

 

 

永久染毛剤は一般的なヘアカラーで、髪を明るくしたり暗くしたり白髪を染めたりと髪の色を自由に変えることができます。

そのほとんどは酸化染毛剤と呼ばれ、アルカリ性の一剤と二剤を混ぜて使用します。

その種類のヘアカラーは、アルカリ剤が髪のキューティクルを開いて染料が内部に入り、同時に髪内部のメラニン色素を分解します。

髪の内部に入った染料は、酸化作用によって発色して

ふくらみ、染料が外にでないようにして髪に色がつくのです。

その為、カラー剤の色がそのまま髪につくわけでななく、髪の内部で酸化して発色します。

このとき明るいヘアカラーほど、多くのメラニン色素を分解して髪を脱色するので、髪へのダメージもでやすくなります

それに対して、白髪染めや暗いヘアカラーはより多くの染料を含み、髪の内部に

しっかり色をつけるよになっています。

またブリーチ剤は、メラニン色素を分解して髪を脱色するだけで染料は含んでいません。

 

半永久染毛料は、ヘアマニキュアやカラーリンス、カラートリートメント等です。

カラー剤は酸性で、ヘアマニキュアは酸性カラーとよばれます。

メラニン色素を分解しないので髪を明るくする事はできませんが、

髪へのダメージは少なく頭皮がかぶれることも少ないカラーです

酸性カラーは、絵具のようにカラー剤の色がそのまま髪の毛につくので

色味の調合が自由にできますが、黒髪にはあまり色がでないので主に白髪染めや、ブリーチした髪に使用します。

また染料が髪の表面近くにつくだけなので色持ちはよくありません。

 

一時染毛料は、カラースプレーやヘアマスカラ等です。

カラーは中性で髪を傷めませんが、シャンプーすると落ちてしまいます。

こちらも脱色しない為、黒髪にはあまり色がでません。

 

このようにいろいろなカラー剤がありますが、正しく理解してそれぞれの髪質や

ヘアスタイルに合ったカラーを選びましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノンシリコンって髪にいいの?

最近よくノンシリコンシャンプーの事を耳にしますがはたしてどのような

シャンプーなのでしょうか?

ノンシリコンシャンプーは、シリコンの入っていないシャンプーで

数年前から少しずつ人気がでてきたようです。

以前はかなり高額な商品もありましたが、最近は安価なものも増えています。

 

シリコンは、髪のきしみを防いで手触りを良くする為に、多くのヘアケア商品に添加されています。

その種類はとても多く、髪に対する効果も様々です。

一般的に、シャンプーに添加されているシリコンは、髪のきしみを防ぐ程度で特に髪や頭皮に残留して

悪影響を与える事はありませんが、以前一部の市販シャンプーで手触りを優先するあまりに髪に残留しやすい

シリコンを添加して、パーマがかかりにくい等の悪影響がありました。

その後シリコンは、髪や頭皮によくないと一部のメーカーが宣伝して、無添加商品の流行に乗って

人気がでてきたようです。

ノンシリコンシャンプーも、実際はシリコン以外のコーティング剤が添加されている場合も多いようです。

もともときしみの少ないアミノ酸系シャンプー等には添加の必要はあまりありませんが、多くの

トリートメントには、少量のシリコンが添加されていて髪の手触りやツヤをよくしています。

特にしっとりタイプの髪を落ち着かせるトリートメントには不可欠です。

逆に細毛、軟毛でボリュームが必要な髪には、シリコンが添加されていないかごく少量

最小限のシリコンで十分です。

ほとんどのシャンプー、トリートメントは髪や頭皮に残留することなく悪影響がでないものを使用しています。

髪の手触りをよくする為には必ず髪の表面をなめらかにするコーティング剤が不可欠ですが、

シリコンはそのひとつにすぎず、たとえシリコンが添加されていなくても他のコーティング剤が必ず

添加されています。

ヘアケア商品用シリコンは特に髪や頭皮に悪いものではなく、髪質によっては不可欠で、商品の優劣とは

関係ありません。ただ髪質や商品によってはべたつく場合があるので髪質にあった商品を選びましょう。

 

 

 

 

秋の抜け毛対策 ~より健康な髪の為に~

 

秋は抜け毛が気になる時期です。

人の頭髪は生えてから抜けるまで、普通4年から6年ほどです。

一般的に、人の毛髪は約10万本ほどあるので、

個人差はありますが、毎日50本から60本の

自然な抜け毛があります。

これは自然脱毛と呼ばれ気にする必要はありません。

実際に、抜け毛を気にする方の多くは髪の長い方で髪が長い分、

自然な抜け毛でもより多く感じてしまうようです。

 

これに対して部分的に集中して抜けたり、突然の異常な本数の脱毛や、

細く短い毛髪が抜けるのは異常脱毛なので注意が必要です。

異常脱毛の原因は、ストレスやホルモンの異常、自律神経失調症、

アレルギー等が考えられます。心配な方は皮膚科で相談しましょう。

 

自然な脱毛や細毛を少しでも防ぐ為には、

頭部の血行を良くすることが大切です。

ぜひ試していただきたいのは、ご自分でシャンプーをする時

特に頭頂部の頭皮を指先で押しながら小さな円を描くように

マッサージしてみて下さい。

この時に頭皮をこするのではなく、動かすようにするのがコツです。

またお風呂につかりながらおなじようにマッサージしてもいいでしょう。

このようなマッサージは、頭皮の血行を良くして

頭部のツボも刺激するので頭もスッキリしておすすめです。

当店でも健康な毛髪の為に、このようなマッサージをお客さまにしています。

また頭皮トリートメントメニューは、頭皮のマッサージと

お客様の髪に応じて育毛剤も使用した育毛の為のメニューなので

是非お試しください。

 

健康な髪の成長にはバランスのとれた食事も大切です。

特に髪はたんぱく質でできているので、

肉類、魚類、豆類などの食品や、ほうれん草などに多く含まれる鉄分、

ビタミン類は髪の成長には欠かせません。

睡眠不足や過剰なお酒、タバコは髪の成長をさまたげるので

注意しましょう。